宅配クリーニングの料金はお得?なぜ価格の違いがある?

hito001

わざわざクリーニング店まで持って行かなくても、スマホやパソコンから簡単に依頼ができる”宅配クリーニング”。自宅に居ながら手配を完了することができるので子育てに忙しい主婦や、仕事で忙しい一人暮らしの人などに便利に使われています。

しかし、いざ使ってみようと宅配クリーニングを調べてみると、お店ごとに価格の違いがあり、迷いますよね。そこで今回はお店によって価格が違う理由と、宅配クリーニングと格安クリーニングの価格を比較し、どちらがお得か紹介していきます。

アイテムごとに価格設定のある宅配クリーニングのリネットと全国展開している格安クリーニング店ホワイト急便で料金を比較してみるので、ぜひ参考にしていってください。

お店によって価格の違いがあるのは何故?

01nayami

店舗型のクリーニングと同じように宅配クリーニングでも、価格の違いはあります。チェーン店よりも個人店のほうが一般的には価格が高いイメージがありますよね。

「安くて早いチェーン店のほうが良いじゃん」と考える方もいると思いますが、全ての人がチェーン店で価格は安く、時間を早く済ませる人ではありません。個人店ならではのサービスの質や衣類の仕上がりによっては時間がかかっても、あえて高いお金を払う人もいます。

それぞれ人によって必要とするサービスは違ってきます。だから、クリーニングは安ければいい、早ければいいというわけでもありません。

個人店の価格が高くなる理由

個人店で、裏にクリーニング工場などがあるところでは、お客さんの細かい要望にも応えてくれますし、クリーニング溶剤などを繰り返し使ったりすることはまずありません。

機械を使う部分よりも手作業な部分が多いでしょう。アイロンも仕上げはハンドアイロンが多く、その分丁寧な仕上がりとなります。

衣類の運搬の手間もないので、早く仕上げたいときでも当日仕上げなども可能になっています。ただ、大量の衣類を処理するには、人員的にも規模的にも不可能なため、仕上がりは丁寧、きれいでもややコスト的には高くつくことが多いです。

チェーン店の価格が安い理由

チェーン店では、まずそれぞれの店舗から集荷した洗濯物をまとめて、大型の機械を使って処理をしていきます。量を多く扱っているので効率優先。そしてコスト削減のため、クリーニング溶液なども繰り返して使うこともあります。

アイロンプレスなども機械で行い、かなり時間もコストも削減して仕上げます。シミ抜きなど特別な仕上げが必要な場合は、それぞれの専門部署に送られて、処理をしてから洗濯します。

たくさんの品物を一度に扱うことができるので、その分コストが安くなるのです。ワイシャツなど、定型のものは得意であり、数をこなすことができるし、白さも十分なのでこちらでも十分満足のいく仕上がりとなります。

ただ、すこし特殊な衣類(カシミアやウールのコートなど)となると、特別な処理が必要となるので、その場合はコストも時間もかかることになります。

宅配クリーニングの店選びは、必要なサービス次第

01182

価格はその店舗やチェーン店で決まっており、通常仕上げか、特別なサービスが必要か、もしくは即日仕上げか通常でいいのかで違ってきます。

チェーン店や格安店でのクリーニングの質も決して悪いわけではないので、自分または家族が着ている服に合わせてクリーニングに出す店を臨機応変、目的に応じて使いこなすといいでしょう。

また、衣類の状態やどんなものを出すのか、いつまでに、またどんな状態で仕上げて欲しいのかなど、自分の要望をしっかりお店の人に伝えることも大事です。

宅配クリーニングでは店頭での会話がないだけに、タック(タグ)をつけるときなどに要望を書き込むことで、こちらの好みの仕上がりを技術者に伝えることが必須です。

※タックとは商品の指示(しみ抜きや抗菌加工など)を確認するための紙です。

宅配クリーニング「リネット」の設定価格は?

startup-photos

リネットの良いところはアイテムごとに細かく料金が設定されているところです。送られてきたアイテムが何に当てはまるかは、リネットに発送してからスタッフが1点ずつ検品し、料金を提示します。

提示された料金に納得がいかない場合はキャンセルをすることもできます。もし、リネットに発送をするのが面倒な場合は公式サイトに料金表または料金シミュレーターがあるのでそちらの利用をおすすめします。

場所や面積によって値段がかなり変わってくる”しみ抜き”はリネットでは無料サービスです。ワイシャツなど仕上げを重視したい日常使う衣類を頼むのであれば、パック料金しかない別の宅配クリーニング店よりも安く利用できます。

料金をシミュレーション

ワイシャツの場合、つるし仕上げなら価格は200円弱、タタミ仕上げなら290円です。ワイシャツと似ていますがブラウスに区分されると価格は410円に上がります。Tシャツも410円。クリーニングで人気のワイシャツだけは特別価格になっています。

スーツのジャケットは750円、スーツのスラックスまたはスカートでは500円です。スーツの上下とワイシャツ5枚をタタミ仕上げで注文、往復送料980円と消費税がついて3,974円というシミュレーション結果でした。

リネットには月会費300円もしくは年会費3600円払ってプレミアム会員になることができます。プレミアム会員になると注文総額が2,400円以上で往復送料980円が無料になるというサービスを受けることができます。同じ条件でプレミアム会員になると2,484円で済みます。

クリーニング取次店「ホワイト急便」の価格設定は?

7f74bfe69db15c401fb9120e21a6015b_s

料金が安いことで有名なホワイト急便でもアイテムごとに細かく料金設定されています。普通のワイシャツの価格が160円、汗によるしみ抜きをする場合はスーツのジャケットが830円、スラックスが630円です。

アイテムごとの料金の確認は持ち込んだ店舗で店員と依頼者の双方で確認を行うので、設定価格でもめることは宅配クリーニングよりは少ないでしょう。

料金をシミュレーション

スーツの上下とワイシャツ5枚をタタミ仕上げで注文すると、合計2,260円に消費税8%を加えると2,411円という結果でした。これに近くのホワイト急便までの交通費を加算して、リネットと比較してください。

大手宅配クリーニングの料金価格は良心的!

59ad6043d56_s

料金の安さで勝負しているホワイト急便と比べても、プレミアム会員になれば宅配クリーニングのリネットと変わりはありませんでした。むしろ、人によっては住んでいる場所からホワイト急便が遠く、交通費が高い場合はリネットのほうが安く済みます。

衣服を持って行くことや受け取りの手間も考えると、宅配クリーニングはそのような手間がなく、料金も割高ではないので非常にお得だといえます。